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長谷川浩さんの写真
INTERVIEW

VOL.06

株式会社はせがわ農園
長谷川浩さん

感動や発見を提供できるか。 記憶に残る、おいしい体験をつくる。

埼玉県行田市で農園を営む長谷川さん。代々続く米・麦農家の14代目でありながら、梨・大豆の販売も開始。梨や大豆を使った加工品の開発・販売も手がけています。戸田乳業では「梨サイダー」の製造を行っています。

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従来の農業にとらわれないものづくり

地域の方はもちろん、今では長谷川さんの梨を求めて県外から訪れる人も少なくないそうですが、そもそもなぜ梨農園をはじめられたのでしょうか。「私は、父が亡くなったのを機に脱サラし就農しました。その時決めたのは、「自分に価格決定権があるもの」をつくろうということでした。農作物の価格は天候なども含め市況によって大きな影響を受けます。商品の品質や自分の意思に関係なく、言わば市場が価格を決める訳です。私が大切にしているのは、商品と価格のバランスです。「梨」を選んだ理由は、前職で関わりがあったというのもありますが、決め手はこの地域にはなかったから。おいしい梨が食べたいなと思ったら、遠方まで行かないと買えなかった。本当においしい梨がつくれたなら、価格に左右されず、きちんとお客様がついてきてくれると思いました。

直販のこだわりは、品質へのこだわり。自分たちの価値基準を持つことに意味がある。

市場には出さず、直売にこだわっているのは、自身で価格をコントロールできる、お客様の満足度に注力できるからです。でも、はじめから出来ていたわけではありません。最初は、お客様に「おいしかったけど、甘くないものもあった」とか言われたりすることもありました。お客様に満足いただけるものを目指しているのに、これじゃ商品にも価格にも納得いただけない。そこで、糖度基準を設けおいしさを目に見えるようにしました。梨一つひとつ非破壊糖度計にかけ、糖度12度未満のものは売らない。糖度が12度あると、冷やさなくても十分な甘味を感じます。おいしさをつくるのは、香りや食感など糖度が全てではありませんが、自信を持ってお勧めできる一つの基準になります。今では、クレームも価格に対する不満の声もありません。ほとんどの方がリピーターになってくれています。
糖度ではじかれた梨はどうされているのでしょうか。
糖度が低くても鮮度は抜群なので、アイスやサイダー、カレーやジャムなどの加工品に利用しています。無駄がなく、良いサイクルが生まれています。加工品に有効利用できるからこそ、糖度選別ができるという側面もあります。加工品にももちろんこだわりがあります。この浮城の梨サイダーは果汁15%。類似品に比べると果汁の割合が非常に高いです。梨の風味、みずみずしい味わい、「梨」をそのまま、しっかり感じていただけると思います。収穫できる期間が非常に短い梨ですが、加工品にすることで、梨を味わう期間を延ばしていきたいと考えています。

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果汁をたっぷりと蓄えた完熟の梨。どっしりとしたたたずまいから、芳醇さが伝わってくる。

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梨も加工品も、商品力

この梨サイダーは、地場の観光施設以外でも販売されています。最近では地場のお土産販売店以外でも販売されていて、最近では都内の百貨店や県内各地の観光施設などでも味わうことができます。「地場にこだわることは大事だと思います。商品のコンセプトでもありますしね。でも、そこだけが魅力ではないはずです。結局は「おいしい!」って思ってもらえる強さ、商品力が必要だと思います。「地場」という枠を出た時こそ、そこが問われますよね。

実際に梨をいただき、思わず出た一言は、「今まで食べた梨の中で、一番おいしい!」でした。(本当に!)
「そう、それが全てです。 ああ、梨を育てていきて良かったなと思います。」
あちこちから美味しい!と言ってもらえる梨サイダーを開発していただいた戸田乳業さにはこころより感謝しています。

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梨の販売は8〜9月 オンラインショップでも購入いただけます。
はせがわ農園
https://www.hasegawa-farm.net/

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